公認会計士試験体系の簡素化
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新公認会計士試験制度においては、試験体系が簡素化されています。
旧公認会計士試験制度においては、試験は1次試験、2次試験、3次試験の3段階にわけて行われており、2次試験は2回(短答・論文)、3次試験も2回(論文・口述)に分けて行われていました。結果として、3段階5回もの試験が行われていたことになります。
一方、新公認会計士試験では、1次試験、3次試験を廃止し、旧2次試験のみを残すこととなりました。そのため、短答式試験・論文式試験の2回の試験しか受験しないでも済むことになる、、、、と公には言われています。

これは、確かに嘘ではないのですが、やや誤解を生む面があります。
というのは、実質的には、何も変わっていない、とも考えられるからです。
まず、今回廃止された1次試験ですが、大学に2年以上在籍していた人は1次試験を免除されていました。そのため、実際の受験者は、ほとんどいなかったようです。そのため、1次試験が廃止されたとしても、実際上の影響は小さいでしょう。
また、3次試験は廃止されますが、代わりに、補修所の修了試験を受験することが要求されます。
補修所というのは、公認会計士試験合格後に、公認会計士に必要な知識を得るために通う学校のようなものです。この補修所に1年間程度通うことになるのですが、その最後に修了試験に合格しないと、公認会計士となることはできません。
実際には、この補修所の修了試験が3次試験の代わりになると言われています。
このように、新公認会計士試験制度における試験体系の簡素化については、一般に言われているほど意味はない、と考えたほうが無難です。