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カイティング(預金水増し)

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粉飾の手口としてカイティングという手法があります。

これは、銀行預金残高を水増しする手法です。

粉飾をする場合、大体、実際の預金残高は減っていきます。一方で、財務諸表等上は儲かっているように見せかける必要があるため、預金残高を水増しする必要が出てくる場合があるのです。

また、粉飾とは関係ありませんが、担当者の着服をごまかすために、このような手法をとる場合もあります。


カイティングは、期末日間際に自分の口座Aから小切手を振出し、それを自分の口座Bで受け入れることにより行われます。

銀行取引の仕組み上、銀行口座Aの預金残高は(口座Bでの)小切手受入日の翌日以降に引き落とされることが多い一方、銀行口座Bの預金残高は、小切手受入日に増加します。

預金操作
3/31に口座Aから100円の小切手を振り出し、口座Bに預け入れた場合
預金残高の推移
日付口座A口座B
3/301000
3/31100100
4/1 0100

このように、3/31時点で見ると、口座A、口座Bともに100円の預金残高があるように見えるため、単純に3/31時点の銀行の残高だけを見ると、架空の預金があるように見えてしまうのです。

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