監査はサンプルチェックで行う
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監査はサンプルチェックをベースに行われます。
大きい会社になればなるほど、その取引量は膨大となります。
本来的には、財務諸表等の数値が正しいということをいうためには、その計上根拠となる取引の全件について検討を行い、どのように処理すべきかを検討しなければいけません。
でも、それは現実的ではありません。

例えば、日々の伝票入力を行う社員が20名くらいいる会社を考えてみましょう(上場企業としては、規模はそれほど大きくない会社になると思います)。
このような会社は、20名が1年かけて日々の伝票入力を行っているわけです。
この全取引を監査しようとしたら・・・、ほとんど同じ人員をかけてチェックを行わざるを得なくなると思いませんか?
単純なチェックなんだから、もっと少なく、ということで、例えば、5分の1にしてみても4名が丸1年はりつく格好になります。
これって、どう考えても現実的ではないですよね?(ちなみに、私は多くても1社あたり年間40日くらいしか行きません)。
そこで、監査は原則として、サンプルチェック(試査)によることとされているのです。
もちろん、サンプルを選ぶ際にははできる限り確率論等を駆使して、重要な誤りがないと確信ができる程度のサンプル数を選びます。
そのため、重要な誤りがない、ということをかなりの高確率で言えることは間違いないのですが、サンプルチェックである以上は、サンプルから漏れてしまった取引から誤りが生じた場合には、監査の実施過程で誤りを発見しようがないのです。