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証券取引法監査とは

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有価証券報告書

証券取引法監査とは、有価証券報告書のなかの「財務諸表(+連結財務諸表)」が、適正に作成されているかどうかについて行う監査業務のことをいいます。

証券取引法監査は、法律で監査が義務づけられているもののひとつで、有価証券報告書提出会社は、必ず、監査を受けなければいけません。

有価証券報告書というのは、主に証券取引所に上場している企業について、株主等に対して、現在の会社の財政状況・経営成績を開示する書類で、証券取引法により提出が義務づけられている書類をいいます。


有価証券報告書の一番最初に掲載されている主要な経営指標等の推移
有価証券報告書 ハイライト情報

経営者は株主から出資を受けています。その出資を元に適正に業務を遂行しているかどうかを示すために、経営者は有価証券報告書を開示する必要があるのです。


ところで、皆さんは有価証券報告書を見たことはあるでしょうか?

最近、電子開示システムが導入され、金融庁が管理しているEDINETのページから全上場会社の有価証券報告書を見ることができます。

まだ、見たことがないよ、という方は、ぜひご覧下さい。


さて、そこで、公認会計士の仕事は、というと、この有価証券報告書(の一部)について適正であることを表明するのが、公認会計士の仕事なのです。

有価証券報告書 連結財務諸表
公認会計士が監査をしている書類の例として、上にイメージを掲載されている連結財務諸表(経理の状況の冒頭に掲載されています)などがあります。他にも、個別財務諸表やその付属情報(注記といいます)も監査対象です。

投資家の方等にも誤解されていることがあると思うのですが、公認会計士が監査を行うのは、有価証券報告書のうちの後半部分「経理の状況」だけで、それ以外の部分(主に前半部分)は監査対象外になっているのです。


なお、上場企業は、年1回有価証券報告書を提出するのに加えて、1年の途中で半期報告書を提出しなければいけません。この半期報告書の中の「中間財務諸表(+中間連結財務諸表)」についても証券取引法監査を受ける必要があります。こちらについても、経理の状況について公認会計士が、監査を行っています。

ちなみに、私の親に「おまえ、税務申告書作ってるの?」とか聞かれたことがあります。自分の仕事をわかってもらえないというのは、悲しいですねぇ。


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